MENU

野口英世は何した人?功績や生涯をわかりやすく徹底解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。
野口英世

「野口英世」の名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
また、千円札の顔にもなっているので日常的に見慣れた存在でもありますね。

あまね

では、野口英世がどのようなことをした人なのでしょうか?

目次

野口英世|細菌学者で黄熱病や梅毒などの研究する

野口英世
野口英世

わかりやすく説明すると、細菌学者として、医学的にも優れた大発見をした人です。
その代表的な研究として、黄熱病、梅毒などがあります。

黄熱病は蚊を媒介してかかるもので、3日~1週間の潜伏期間を経て、発熱や筋肉痛、頭痛、食欲減退などの症状を発症し、治療しなければ、50%の人が死亡するという恐ろしい病気です。

その脅威から人間を守るにはワクチン開発しかありませんでした。
そのワクチン開発に、おおいに貢献したというところが、この人の成し遂げたことです。

千円札の肖像画にもなった野口英世

野口英世の肖像画が描かれた千円札

このような世界の医学に貢献したこともあり、多くの人の目にふれるところでもある千円札の肖像画にもなっています。
裏には日本の象徴となる富士山もありますし、誇らしい人物だったことは間違いありません。

野口英世の生涯

では、彼はどのような生涯を過ごしたのでしょうか。
細かく見ていきましょう。

野口英世の誕生

1876年(明治9年)11月9日に福島県で3人兄弟の長男として誕生。
清作と名付けられました。

野口家は広い田畑をもつ農家でしたが、当時は男児に恵まれず農地は荒れ果てて貧しい状態でした。

1歳のとき左手に大やけどを負う

そんな中、1歳の頃にいろりに落ちて大やけどを負ってしまいます。
そのせいで左手が不自由となってしまいます。

あまね

大やけどは英世が1歳のときなので本人は覚えてないかと思いますが、とても痛ましい事故ですね。

農作業は困難と考えた母親は、学問に励むように野口英世に諭すと彼は勉強に身を投じました。
周囲のサポートもありながら素晴らしい成績を修めていきました。

野口英世が医者になった理由は?

15歳のときに幼少期の大やけどを負った手が、手術のおかげで不自由ながらも左手の指が使えるようになりました。
よほどの感激だった英世は、このとき医師になる決意をしました。

医術開業試験に合格

野口英世
野口英世

この手術をしてくれた渡辺医師の下で医学を学び、その後独学で英、独、仏語を身につけました。
医術開業試験の前期にも合格。
普通は7年かかる医師の資格をたった1年で突破したというのがすごいところです。
なんとこのときにまだ20歳というのですから、この辺が普通の人とはかけ離れていますね。

野口英世、アメリカに拠点を移す

野口英世
野口英世

その後も、1900年以降アメリカを拠点として活躍します。
ペンシルバニア大学医学部で、梅毒の研究で米国医学界に名を知られるようになります。

1904年にはロックフェラー医学研究所に移籍し、病原性梅毒の研究成果で1914年にはノーベル医学賞の候補ともなります。

野口英世、エクアドルに渡る

1918年には黄熱病の研究のためにエクアドルに渡り、病原体の特定によりここでもノーベル医学賞の候補になります。

一時はその病原体の細菌を突き止めたかのように思われましたが、アフリカで黄熱病が発生した際に野口ワクチンは効果を見せませんでした。
のちに実は病原体の正体は細菌ではなく、ウイルスだったことが判明しています。

野口英世、アフリカへ。死因は?

1927年に黄熱病の研究のため、アフリカへ赴任。
1928年、自らが黄熱病に感染して51歳の若さでこの生涯を閉じました。

野口英世の功績

野口英世

1951年にウイルス学者のマックス・タイラーが研究を重ね、黄熱病のワクチンの開発に成功。
タイラーはノーベル生理学、医学賞を受賞しています。
野口英世の残した研究結果や功績は多大なものがあったでしょう。

現在、野口英世の功績を知る場として野口英世記念館という資料館が福島県に設立されています。
また、野口英世記念医学賞という表彰制度が創設されています。

このような研究に受賞した医学博士は、身近なインフルエンザやガン、白血病などをテーマにしたものもあり、野口英世が行った研究業績がいかに大きいものだったかがわかりますね。

また、野口英世アフリカ賞などもあります。
アフリカのための医学、研究、活動に功績を挙げた人たちに表彰する制度で賞金として1億円が用意されるという大規模なものです。

まとめ

あまね

改めて野口英世を調べてみて、彼は多大な努力をして功績を残し、人類をも救う研究をした人物ということがわかりました。

まだ野口英世のことを知らない方や、これから見てみようと思う方には、ぜひ野口英世の生涯を見返していただきたいと思います。
以上となりますが、少しでも参考になれば幸いです✨

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次