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お万の方(永光院)が家光の側室になった経緯と影響力

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お万の方(永光院)

ご紹介するのは江戸幕府の三代将軍・徳川家光の側室「お万の方」様、永光院です。

みこと

「大奥」関連のドラマや映画、漫画などフィクション作品が好きな方にはお馴染みの人物かもしれませんね。


最近ではよしながふみ先生の漫画「大奥」やドラマ版でも作中内の主人公に近い重要キャラクターとして登場しました(この「大奥」内では性転換して男性として描かれています)。

徳川家光
徳川家光

かなり気難しい気性であったとされる家光。
そんな彼が唯一心を開いて寵愛した側室として、2人の間のドラマがラブストーリーとして描かれることも多いですよね。

もちろん家光を溺愛していた乳母の春日局との火花散るような対立関係もお馴染みのドラマです。

目次

お万の方(永光院)の生まれ

お万の方は、寛永元年(1624年)に六条有純の娘として生まれました。
家光よりちょうど20歳年下になります。

彼女は、羽林家というなかなか家格の高い公家の出です。

成長し尼寺へ。
そして、 寛永16年(1639年)頃に尼僧から還俗して将軍の側室となり、春日局の死後は彼女の仕事を実質的に引き継いで行います。

そして家光の死後、大奥総取締の座に就くという波乱万丈な人生を送った人物です。
明暦3年(1657年)の明暦の大火後に大奥を去ったとされ、正徳元年(1711年)に88歳で逝去しています。

春日局
春日局

大奥の歴史のうえでも春日局と並ぶ重要人物です。

実は「慶光院」の院主ではなかった?還俗させられた、は史実?

フィクション作品での前半生の描かれ方

お万の方といえば、大奥を題材にしたはよくこのように描かれています。
彼女は元々伊勢国(現在の三重県)の慶光院という寺院の院主という立場でした。

本人も「これから仏に仕えて、精一杯人を助けていきたい」とやる気に満ち溢れていました。

しかし江戸城に行った際、聖職者である彼女を家光が見初めてしまった、もしくは春日局に「この女性なら家光が気に入るはず」と目を付けられてしまいます。

そのため本人の意志に反してなんと無理やり還俗させられ、側室になるために大奥入りする羽目になる、というなんともかわいそうなストーリーです。

みこと

自ら望んで仏門に入り、それが己の生きる道であると還俗を頑として拒む院主を春日局が計略の限りを尽くし追い詰めていくさまが恐ろしいの何の…。

しかしそれがフィクションでは定番のシーンでもあります。

お万の方が慶光院の院主だったことはない?

ただ、お万の方が慶光院の院主であったことを証明する歴史的な記録は現在無いのだそう。
慶光院の歴代院主の記録に六条有純(お万の方の父)の娘の名はないのだとか。

また、大奥の女性の生涯を知るにあたって長らく利用されてきた資料に徳川家の「柳営婦女伝系」があります。

そこには伊勢慶光院を相続した尼であったが、嘉永16年(1969年)、江戸城登城の際徳川家光の命によって還俗させられる、という記述があります。

しかし近年の研究ではこの資料自体の信ぴょう性に疑問が持たれることもあるそうです。

ただこの記述が一般的に知られるお万の方の来歴として古くから広く流布していました。
還俗させられた、というのは歴史的事実なのでしょうか?

みこと

大奥関連作品で春日局の怖さに馴染んでいる身としては、春日局ならば慶光院の記録を消す・改ざんぐらいはするのでは、などと思ってしまいます。

院主であった記録をはじめは消そうとし、後の世になって徳川家の歴史として逆に利用しようとしたとも考えられます。

将軍が見染めてしまったがために尼であっても側へ留め置いた、というのはかなりドラマチックな説なので、人々が信じて長らく語り継ぐのも分からなくはありません。

命令だったのか自らの意志だったのか、どういう経緯や心情で還俗したのかも史実では不明ですが、フィクション作品のように荒々しい事態でなかったことを願いたいものです。

お万の方の家光への影響

お万の方は清廉で聡明な人格者であったとされ、人嫌いであったとされる家光も感化され心を開いていったようです。

男色家であった家光を変えた側室(お万の方との間に子どもはできないが、お万の方と親密になった後、家光は別の側室との間に子どもができる)として紹介されることも多いのがお万の方です。

徳川家光が男色家であったというのはもちろん有名ですが、「男色家」というのが現代風にいうと純粋に同性愛者であったのか、春日局や実母との不仲の影響など諸々心理的な理由で単に女性を敬遠していたのかも、今日では再議論されているようです。

将軍は絶対に子どもを作らなければならないという至上命題を背負っていました。
その立場のために性的志向を無理やり変えなければならなかったのだとしたら、個人の生涯としてはとても辛く悲しいことです。

恐らく家光もお万の方も幸せで恵まれているというよりは、自分で望んだわけではない道を生きなければならない、悲しみの多い生涯だったかもしれません。

お万の方の生涯を題材にした各作品では、自身の運命に戸惑い悲しみながらも、負けることなく立ち向かっていく聡明な強さが描かれています。

大奥の世界を覗いてみたいという方、そして逆境に負けない強さを歴史上の人物から学びたい、という方にオススメです。
ぜひ色々と探してみてください。

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